【新しい風】2003年から新生応援団の動きが始まる!
32代梅木団長と初代チアリーダー川林さんの語りで振りかえります
当時、熊大応援団は1996年(平成8年)頃から団員がおらず休部状況になっていた。
しかし、歴代体育会役員は、活動の実態が無くても応援団だけは残すべきだと…
その後も部室等はいつでも使える状態で残してくれていた。
梅木君は体育館本部に出向き、応援団の復活に向けて相談をした。
2003年(平成15年)4月 入学
(梅木)熊大に入って何かを残したい…。偶然、体育会本部の「新入生向けのサークル紹介」冊子が目に留まりました。応援団のページは活動の写真や記事もなく、ただ部員募集中だけが記載されていました。「ようし、応援団をやってみるか!」と思い、そのまま体育館本部に出向き「応援団をやりたいです」と申し出しをしましたら、体育館本部にいた体育会役員の方が非常に興奮されたのを覚えています。
(写真は当時の熊本大学五校記念館)
(梅木)まず応援団部室の隣がワンダーフォーゲル部に協力をお願いしました。ワンゲル部も一回生だけの部員だけで存続の危機状況だったのですが、応援団活動が軌道に乗るまでの期間限定でありましたが、共に練習をして相談にも乗ってくれたのが佐藤君でした。そして同じ学部学科の黒木君、作本君も協力してくれて最後までついてきてくれました。そして、他大学の応援団を調べるとチアリーダーとともに活動している応援団もあり、チアリーダーの募集も一緒にしました。その時に出会ったのが、チア初代で同期の川林さんでした。
(写真は2004年11月 熊粋祭でのチアとリーダー部の演武)
2003年(平成15年)4月 入学
(川林)高校の時からあこがれていたチアリーディングを大学に入ってからやりたい……その気持ちを実現するため社会人チームに入りましたが、熊大生は私一人だったので、熊大生の友人に声をかけて私を含めて4人の仲間ができました。次は「熊本大学にもチームをつくりたいね」という気持ちになり、体育会本部に同好会か部活動ができないか相談に行くと、体育会役員の方から応援団が復活すること、チアリーディングとして活動しないかとの話をいただきました。
(写真は2004年 BLAZESの新しいユニフォーム出来上がる)
(川林)応援団の部室に入ると、団旗や太鼓、そしてたくさんの写真が残されていました。当時の思い出を語るOB、先輩からは、今でも変わらない応援団への熱い思いが伝わってきました。長い歴史のある応援団で活動していくのだと身が引き締まる思いでしたが、同時に、先輩方に見守っていただけることを心強く感じました。
応援団は出来たが、練習方法や演武などは全く分からない状況から一歩一歩基礎固めに歩き出した。
(梅木)応援団としての活動について右も左も分からない中、河村会長を始め先輩方に相談したところ仕事が休みの休日に武夫原に来て頂きご指導頂くこととなりました。県外から練習に参加してくださっていた先輩もおられました。そして、応援団復活後初めてのOB総会では応援団のジャージを作りたいことと団旗がボロボロだったので団旗もほしいとお願いをする私の我儘を聞き入れて頂いたのを覚えています。
1年経ち、後輩獲得に向け勧誘活動を行っていたところ、安倍君が直接部室に訪ねてきたのが、彼との出会いとなりました。彼の入団でようやく応援団としての活動が本格化していくこととなりました。
(写真は2005年11月OB会にて OBと現役との合同練習)
(川林)1年後には、私たちにも後輩ができました。「入部を考えている」という電話を受けた時はうれしくてたまらず、今でもそのやり取りを思い出せます。
体育館本部にも参加していただいた合宿では、応援団部とチアリーダー部で一緒に練習をしました。その演技は、熊粋祭(現在の紫熊祭)のステージでお披露目することができました。チアリーディングの演技は、社会人チームの仲間にお手伝いをお願いし、一緒に演技をしました。
(写真は2005年11月 熊粋祭での社会人との合同チアリーディング演技)
創成期を振り返って
(梅木)以上が、応援団復活までの経緯となりますが、私自身苦労や苦悩を感じたことはなく、河村会長を始めとするOBの先輩方が活動を支援していただき、私に繋いで頂いた前原さんを初めとする体育会本部役員の先輩方、支えてくれた同級生達とチアリーディング部を作った同級生達、入団しその後の応援団を作り上げていった安倍君を始めとする後輩の皆さんの情熱があったからこそ今の応援団があると思っております。
(2005年11月 熊粋祭が終わって みんなで集合写真)
創成期を振り返って
(川林)私たちが幹部交代をして引退した後、チアリーダー部は協会に登録し、競技チームとして活動を続けていくことを決めました。その後、ちひろさんコーチ、かんちゃんコーチなどの指導者にも恵まれ、少しずつBLAZESを作り上げてくれました。何よりも、チアリーダー部の現在の活躍があるのは、先輩方が応援団に迎え入れて下さり、応援団として活動をスタートできたからこそだと感謝しています。
(2006年11月 OB会での和田初代団長と現役との集合写真)