少なくなる団員を見て涙が出た

過去のOB会誌「剛毅」では、OB会の現況報告と現役団員の心の葛藤が中心であった。せっかくの50周年誌をどういう構成にするか悩んだ。残念だが、現役の声は聴取できる環境ではない。じゃ、OB会員の近況報告だけにする・・・でも面白くない。やはり、50周年を振り返るものにしたい。ただ、漠然と振り返るのはターゲットがぼやけて難しい。各代毎に振り返る必要があるが、残っているのは年表だけだった。そこで出会ったのが、部室に眠っていた写真だった。簡単な年表と莫大な写真があれば、何とかたどることができる。その結果が各代毎の見開きのページが出来上がった。

各代毎には写真が100枚から200枚もあったが、掲載できるのは15枚くらい。いい写真の選考に2時間。貼り付けレイアウトに2時間、そして全体修正をして、当時の社会ニュースを3件ほどネットからリストアップもした。そして見開きの各代のページが出来上がった。トータルで5時間の作業であった。出来具合はそれぞれに違う。頑張って写真を入れすぎると見づらく、写真を少なくした代の方が見やすくなった気がする。

そして各代毎のページを作成していく中で、だんだんと寂しくなったのが、27代、28代、そして29代であった。写真の中の団員の数が減っていく。追い出し練習が4人しかいない。団長が鼓手兼務で応援をしている。OBが旗手として応援団活動を支えている。その写真を見るたびに涙がこぼれてきた。今から、23年前くらい、自分も40歳頃で応援団のことを考える余裕もなかった。もう少しサポートできていたら…と思った。OB会員の中でも、この出来事をこの記念誌から再確認された方も多かったと思う。特に、148～149ページの28代、29代の苦労と頑張りには敬意を表したい。これからもOB会活動で一緒に楽しもう！